ビットレートとは何か
本日のお題画像:
前回に引き続き、今回もビットレートについて、見てみます。
こちらの画像ですが、なんのヘンテツもない、私がかつて住んでいたモントリオールです。
こういう写真を、パソコンで見ると、こんな感じで、
縦と横にひろがっている「平らなもの」だと見えます。
見た目は確かにそうなのですが、データとしては、こんな感じで、
もうちょっと分厚くて、四角い箱のような感じです。
なので、画像サイズを計算するときは、いつも
縦x横x高さ(深さ)
となります。
通常は、高さ(深さ)というのは、
カラー画像なら24
グレースケールなら8
という感じで固定されています。
ここまでは簡単なのです。この先、圧縮というものが出てくるから、ややこしくなってしまうわけです。
画像というのは、とても大きなサイズになってしまいがちなので、圧縮をして、サイズを小さくします。こんな感じです。
布団を圧縮して押入れにしまう感じで、画像を上から押しつぶして、平らにしていくわけです。
このとき、押しつぶした後の高さ(深さ)がビットレートと呼ばれています。例えば、上の圧縮の例で言うと、カラー画像なので、左の元画像は高さが24でした。それを高さが半分の12にしたので、ビットレートは12となります。
つまり、カラー画像で、「ビットレートを12にしろ」というのは、「ファイルサイズを半分にしろ」というのと同じ意味になり、同様に、
ビットレート ファイルサイズ 24 そのまま 12 半分 8 3分の1 6 4分の1 4 6分の1 3 8分の1 2.4 10分の1 2 12分の1 1 24分の1 0.24 100分の1
こういう関係があるわけです。
同様に考えていくと、グレースケールで、「ビットレートが0.08」というのは、「100分の1に圧縮しろ」という意味だとお分かりになると思います。