JPEG2000実習 準備編

本日のお題:JPEG 2000の環境を揃えましょう。


最近、JPEG2000の変換について、質問をいただく機会が多くなってきましたので、しばらく、JPEG2000の変換について、実例をお見せしていこうと思います。自分でやってみる、というのが一番分かりやすいです。


JPEG2000の変換ツールは、OpenJPEG*1というフリーのソフトを使いましょう。
こちらに置きましたので、ダウンロードして、とりあえず、Cドライブ直下にでも入れてみてください。をクリックすると、ダウンロード開始するらしいです。*2

image_to_j2k.exe 直


次に、TIFFのファイルを一つ用意して、先ほどと同じように、Cドライブ直下にでも入れてみてください。こちらに、テスト画像も用意しておきました。

test.tif 直


こんな感じになりましたか?


そしたら、コマンドプロンプトを開いて、

C:\image_to_j2k.exe -i C:\test.tif -o C:\out.jp2


と打って、実行してみてください。*3


Cドライブ直下に、out.jp2というファイルができたはずです。それが、JPEG2000で圧縮されたファイルです。


ダブルクリックしても、画像が開かない場合、ビューワを用意しなくてはいけません。


Irfanview*4というフリーのビューワを用意しましょう。
まず、こちらをインストールして、

iview425j.exe 直

次にこちらを実行してみてください*5

irfanview_plugins_427_setup.exe 直


Irfanviewを開いて、先ほどできた「out.jp2」というファイルをドラッグしてみてください。JP2画像が開くはずです。


次回は、レイヤーというのは、一体何か、ということについて、実習を通じて、お見せしていきます。今回ご紹介した環境を整えていただいて、実際に変換してみると、より良く分かると思います。


しばらくの間、JPEG2000変換についてお話していきますので、お付き合いをお願いします。

*1:http://www.openjpeg.org/

*2:Windows以外の方は、http://www.openjpeg.org/index.php?menu=downloadへ行って、Compiled stuffというところにある3つから、自分のOSにあったものをダウンロードしてみましょう。

*3:基本的に、[image_to_j2k.exe] -i [元画像] -o [変換後のファイル名.jp2]という感じです。

*4:http://www.irfanview.com/

*5:JPEG2000を表示させるためのプラグインをはじめ、今、流通しているプラグイン全てがインストールされます。